強がるのは
臆病だからだ
ぼやかすのは
臆病だからだ
赤い華が舞い散る
その景色は酷
逃げるのは
臆病だからか
進むのは
正解なのか
白くたなびく此が
きっと妬ましい彼(あ)の雲
苦労よりも
蒸発を選んだ
彼の自分は
もう殺した
昇れなくとも
叩き潰してみせる