破戒
揺らめき回転の渦
幻影
煌めき夢の彷徨
その声は暗影に渦巻く未来の事実
その手は焦燥に打ち勝つ屈強な助け

一歩進んで空に唾を吐いた

もう狭くない視界の全てに
恐怖心すら奪い去るほど白い雪が
その一つ一つは溶けて消える間
後悔の微塵も持たず

お前に敵う訳がない
でも負けてはいないのよ

白過ぎる白を睨下
お前の焦燥を見たい
お前の恐怖を蔑みたい
私たちに幸福を齎せよ
それだけの事をやってきたのだから