自惚れなかった猫は死に
這い上がった鼠は月を見た
蛹を踏み潰した
罪悪感を抱く筋合いはない
誰にも解って欲しくないけど
どうでもいいこどだろう
水中から出なかった魚は
何も変わってない
目の先にはずっと餌
求めるものは何も変わってない
さぁ
皮を剥いで前を向けよ
脚は砕いてしまえ
指さえあれば生きれるだろう
麻痺した感覚は水の中で
ふざけたふりは泥の中で
夜の蜉蝣