拙い悲鳴が青空を劈いた
そんな夢の中で作ったお話は
どうも辻妻の合わない代物で
その続きを探しに深い森に入った

いつか必ず帰ってくるからと
視界に入った雀に呟いた

何もないと知っていながら
何かあると信じてた
遠い過去を引きちぎった
今は特に必要ない
だから誓ったんだ、あの雀に
雀はきっと待っててくれるから
何かを探して歩けたんだ

何が正解で
何が間違いで
それが何なのか
見当がつかない
僕は眠りたい
だって眠いから

骨だけになった僕は動けずに
視界に入る中でまだ探す
雀との誓いが果たせなかった
だから僕は罪を背負って
白骨化した腕を持ち上げて
何かのある場所を指差した

きっと何かがある