太陽が睨んでる
突き刺すのは光線
僕は右胸を怪我した
雑踏に逆らう猫

月が俯いてる
嫌いなものに背く
僕に足りなかったもの
平行に歩く鳥

汚かった指に鳥が呟く
「離して。今すぐ殺したい。」

嘘になった過去の饒舌が
めぐりめぐって僕を刺す
だって不条理な世界だ
誰も逆らって生きられない
馬鹿馬鹿しい話は捨てよう
奪ってしまえば全部済むから